My Serbia(マイセルビア)

セルビアの美・食・住の情報が集まるライフスタイルマガジン

ピアニスト福田里香さんに聞く、セルビア音楽との出逢いと交流活動 【特別インタビュー】

【構成/My Serbia】

世界50カ国以上のピアノ指導者、音楽家が加盟する「国際ピアノ指導者連盟」の日本支部代表を務めるピアニストの福田里香さん。自身の人生に大きな影響を与えたのは、セルビアに関わる音楽家たちとの出逢いでした。音楽交流活動についてお話をうかがいました。(聞き手/古賀 亜希子)

福田里香さん
タチヤナ・ランコヴィッチ先生との出逢い

ーー 福田さんは国際ピアノ指導者連盟(WPTA)日本支部の代表を務められていますが、まずはWPTAの活動について教えてください

WPTAは、ピアノを中心とした音楽教育の普及・向上に寄与するために設立された、世界50か国以上の国や地域に支部を持つ、非営利の国際音楽団体です。その会員は、ピアノ指導者を中心とした世界の音楽家です。正式名称をWorld Piano Teachers’ Associationと言い、セルビア共和国の文教都市、ノヴィ・サド市に本部があります。WPTAは、世界各国の支部と連携しながら、下記の事業を主催していて、私が代表を務めるWPTA日本支部も協力・参画しています。 

WPTAは、会員の研究発表の場となる「国際ピアノ会議」を、毎年ノヴィ・サド市で5日間にわたり主催し、世界各国の音楽大学で教鞭をとるピアノ指導者を中心に、支部会員が集い、活発な意見交換・交流を行います。加えて、コロナ禍を機に「国際ピアノ会議」オンラインバージョンも始まり、距離的なハンディを超えて、研究発表できる場も用意されています。 

ほかにも、WPTAは国際的にも評価の高いアルゲリッチ=アーリンク財団加盟の「WPTA国際音楽コンクール」を主催し、若手演奏家の発掘、支援をしています。上位入賞者には、世界的なピアノ指導者によるマスタークラス参加や良質なコンサート出演・録音等の機会が用意されており、ピアノ演奏技術の向上だけでなく、音楽家としてのキャリアアップの場にもなっています。 

ーー福田さんとセルビアとの出逢いは何がきっかけだったのですか

私は英国ロンドンにある王立音楽大学で学びましたが、この母校の先生の推薦で、2013年に「WPTA国際ピアノコンクール」の審査員となり、その流れで、「第5回国際ピアノ会議」に招待されました。この時がセルビア初訪問でした。 

「第5回国際ピアノ会議」は、ノヴィ・サド市にあるイシドール・バイッチ音楽学校を中心に市庁舎や教会など市内各所を会場に開催されました。私は審査員として、同音楽学校コンサートホールにてレクチャーコンサートをする機会を頂き、私が日本で主催した「横浜開港150周年記念ピアノコンクール」での選曲の傾向と入賞者との相関等について英語でレクチャーし、ピアノコンクールの選曲でも人気の高い、ブラームスの「パガニーニ変奏曲」を始めとするピアノ曲を演奏しました。 

幸い、「第5回国際ピアノ会議」参加の前年2012年に、ドイツの音楽祭で、ニューヨーク在住のセルビア出身ピアニスト、タチヤナ・ランコヴィッチ先生に学び、その後も、ニューヨークと東京を繋いでオンラインレッスンを受けていたことから、ランコヴィッチ先生から演奏指導に加えて、セルビア訪問に関する予備知識も教えて頂くことができました。ランコヴィッチ先生の懇切なご指南あってのレクチャーコンサート成功であったと思います。大変感謝しています。 

私のレクチャーコンサートには、ベオグラードに住むランコヴィッチ先生のお母様が車を運転されて、ご親戚や友人の方々と共にご来場下さいました。ランコヴィッチ先生のお母様は、元々ピアノの先生で、結婚前は、このイシドール・バイッチ音楽学校で指導されていました。旧勤務先の懐かしいホールに、 ニューヨークに住む娘の教え子が日本からやって来て演奏するというので駆けつけて下さったようです。セルビア初訪問にして、エールを送って下さる方々が、こうしてご来場されたことは大変嬉しい驚きでした。 

ランコヴィッチ先生のお母様は、レクチャーコンサートの後、渡したいものがあると私の滞在していたホテルロビーを訪ねていらっしゃいました。ピアニストは、演奏後にお花やちょっとしたプレゼントを頂くことはありますが、ホテルロビーまで訪ねて来られるとは随分と丁寧な方だな、と思いましたが、その後、この訳が判明しました。重そうな手提げ鞄を二つ携えてホテルロビーにお見えになったランコヴィッチ先生のお母様は、そこから楽譜を次々に取り出されて、目の前のテーブルに置かれました。セルビアのピアノ曲の楽譜がザクザク出てきて楽譜の山! 「娘と相談して用意しました。これから是非こちらも演奏して下さいね」と。私の生涯の宝となる、セルビアのピアノ曲コレクションは、こうして贈られました。これが、私のセルビアのピアノ曲に関わる事始めです。 

タチアナ・ランコヴィッチ先生と連弾。Music&More SummerFest 2024にて。

ーーセルビア初訪問の印象はどうでしたか? 

ドナウ川の雄大さに感動しました。また、オーストリア・ハンガリー帝国時代の歴史的建物が残る美しい街並みがあり、そこで今も日々の生活が送られている様子が印象的でした。しかも、女性は美人率が高くオシャレ、時には絵葉書の中を歩いているような心持ちになりました。 

セルビアで食べた、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったお料理はどれも美味しくて、セルビアに1週間くらい滞在したらすっかり体調が良くなったのには驚きました。何度訪問してもその傾向は変わらないので、もしかすると、日本での食事は、知らず知らずのうちに加工食品や添加物を取り過ぎているのかも…と食事を見直すきっかけにもなりました。しかしながら、セルビアのレストランで提供される大人一人分の量の多さにはビックリ。日本人の私からすると、殆どコントの世界のような量です。日本では食べっぷりがいい部類の私ですが、ハーフポーションばかりを頼んでいました。 

ノヴィ・サド市街とドナウ川
セルビア音楽の魅力を伝える活動に注力

ーーその後、2018年にWPTA JAPANを設立されました。日本ではどのような活動をされていますか?

WPTA主催のWPTA国際ピアノコンクールの審査員を数年務めた頃、WPTA会長ドリアン・レリャク氏(ノヴィ・サド音楽アカデミーピアノ科教授)より、各国のピアノ指導者と連携した音楽活動を推進したいので、WPTA日本支部を立ち上げてみないか、とのお話を頂きました。これを受けて、2018年、私が代表となり、WPTA JAPANを設立しました。 

WPTA JAPANの活動は、その設立以前の私の音楽活動、ピアノコンクールや音楽講習会主催などを発展させる形で「WPTAピアノアカデミー&オーディション」「セルビア音楽祭(於:在京セルビア共和国大使館)」「WPTAコンサートシリーズ」等を主催しています。主催オーディション上位入賞者達は、WPTA本部主催のWPTA国際ピアノコンクールや国際ピアノ会議セルビアに参加、セルビア共和国大使館にて「セルビア日本友好140年記念コンサート」に出演してセルビアのピアノ曲を新しいレパートリーにして披露するなど、WPTA JAPANの推薦により音楽活動の場を広げています。本年も、「WPTAピアノアカデミー&オーディション」を開催予定です。 

WPTA JAPANは、とりわけ、セルビア音楽の魅力を伝える活動に力を入れており、主催オーディションの課題曲にセルビアのピアノ曲を入れるなど、日本のピアノ学習者がセルビア音楽の魅力に触れるお手伝いをしています。また、会員の先生方によるセルビア音楽の公開演奏、セルビア出身の音楽家との共演にも力を入れています。   

セルビア音楽の魅力を伝えるWPTA JAPANの音楽活動は、「セルビア音楽祭」に代表されるようにセルビア大使館のご理解ご協力の下に、活動を進めています。これらの活動に、駐日セルビア大使が深いご理解を示され、2021年、アレクサンドラ・コヴァチュ大使がWPTA JAPAN初代名誉会長に就任され、現在に至っています。 

コヴァチュ大使とWPTA JAPAN役員

ーー日本での活動に加え、毎年夏にボスニア・ヘルツェゴビナのトレビニェ市で開催される国際夏季音楽祭のお手伝いもされていますね

ランコヴィッチ先生は、お父様のご出身地であるボスニア・ヘルツェゴビナのトレビニェ市で、国際夏季音楽祭Music&More SummerFestを設立し、芸術監督をされています。ニューヨークのMusic&More財団が主催するクラシック音楽を中心にした国際音楽祭で、毎年8月前半の2週間にわたり開催されます。私はランコヴィッチ先生からお声がけ頂き、2023年から公式ピアニストとして同音楽祭をお手伝いするようになりました。公式ピアニストは、難度の高いピアノ伴奏が主な出番で、 音楽祭教授陣との室内楽共演、協奏曲のオーケストラパート演奏、弦楽器マスタークラス伴奏などを担当します。 

トレビニェは地中海に程近く、ローマ帝国時代から続く歴史ある街で、セルビア系住民が多いです。風光明媚なうえに、街の中央を流れるトレビシュニツァ川には、透明度の高い雪解け水が流れています。盛夏でも快適に過ごせて、世界中から観光客がやって来ます。 音楽祭は、絶景の屋外劇場アンフィシアターや、ヘルツェゴビナ美術館、市立文化センターなど市内各所で演奏会が開催され、途中、セルビアやモンテネグロに出向いての演奏もあります。 

ほかにも、米国、EU各国、アジアの国々など世界4大陸30か国以上から、弦楽器、ピアノ、指揮等の音楽学生が参加して、国際舞台で活躍する音楽祭教授陣から指導を受けるアカデミーも併設されています。 日本では未だあまり知られていませんが、欧米では注目度急上昇中の音楽祭とのことです。 

Music&More SummerFestの教授陣は、国際舞台で活躍するセルビア人音楽家が何人もいますから、自然とセルビア人との共演も多くなりました。これまでに、 ヴァイオリンのヴェスナ・スタンコヴィッチ氏(ウィーン歌劇場管弦楽団コンサートマスター、オーストリア国立グラーツ音大教授)、チェロのムラーデン・ミロラドヴィッチ氏(ドイツ国立ブレーメン音楽大学教授)を始めとする演奏家と共演しました。また、音楽祭併設のアカデミーで学ぶベオグラード大学音楽学部の学生さん達のピアノ伴奏も、楽しい時間です。 

因みにMusic&More SummerFestは、仙台フィルハーモニー管弦楽団桂冠指揮者でもあるフランス人指揮者パスカル・ヴェロ氏が音楽監督を務めていて、日本とも所縁のある音楽祭となっています。ヴェロ氏は、故・小澤征爾さんが、米国ボストンフィルハーモニー正指揮者として活躍されていた折に、副指揮者にと請われてボストンにて本格的なキャリアをスタートした方で、近年は、仙台フィルのサントリーホール東京公演でお馴染みの指揮者です。日本語もお上手で、Music&More SummerFestに来てトレビニェでの演奏後に、日本語で「お疲れ様でした」と気さくに声を掛けて下さり、大変和みました。 

トレビニェ市とトレビシュニツァ川
角崎悦子さんとの出逢い

ーーセルビア大使館主催のイベントでは、「セルビア日本音楽交流推進の会」の代表でヴァイオリン奏者でもある角崎悦子さんと一緒に演奏することが多いですね。角崎さんとの出逢いは何がきっかけだったのでしょうか?

セルビア初訪問の折には、現地在住の日本の方々にもお目にかかったのですが、 私がセルビア音楽に高い関心を寄せていると「ヴァイオリンを弾かれる角崎悦子さんという日本大使夫人がいらっしゃり、福田さんとお話が合うような気がするし、是非一度お会いしたら」とおっしゃった方がいました。 その流れで翌月には、東京で、角崎さんとお目にかかる運びとなりました。 

初対面の角崎さんから、音楽の話題の中で、ヴァイオリンを幼少の頃より故・渡邉暁雄先生(日本フィル初代指揮者)に師事されたことを伺いました。なんと、私は、その渡邉暁雄先生のご子息、渡邉規久雄先生(現・武蔵野音楽大学ピアノ科特任教授)にピアノを習いましたので、同じ音楽御一家の父子に師事した生徒同士というご縁にとても驚きました。 

角崎さんと初めてお会いしたのは2013年でしたが、早速その年の暮れには角崎さんからお声がけ頂き、セルビア大使館にて、セルビアの曲を角崎さんのヴァイオリン、私のピアノで演奏する機会を頂きました。帰任直前のボヤナ・アダモヴィッチ・ドラゴヴィッチ大使がご臨席だったと思います。 

この時以来、現在に至るまで、セルビアのメロディを角崎さんのヴァイオリンと共演する機会を数えきれないほど沢山頂いています。2017年には、遂に日本を飛び出してセルビアでも、角崎さんのヴァイオリン演奏と共演、現地の合唱団とも共演するなど、日本とセルビアで共演の機会を重ねています。

WPTA JAPANは2018年の設立当初から、角崎さんという、大変心強いアドバイザーをお迎えして、セルビア音楽の魅力を伝える活動を展開しています。角崎さんには、WPTA JAPAN設立前夜からご指南頂いておりましたので、設立に際しては、アドバイザーを是非にとお願いしました。当時も今もご多忙極める角崎さんですが、アドバイザー就任をご快諾頂き現在に至っています。 

角崎さんは、WPTA JAPAN設立よりずっと先行して「セルビア日本音楽交流推進の会」の代表として、音楽に留まらない文化交流活動を展開され、セルビア共和国政府から、日本セルビア間の文化交流活動についての長年の功績に対して勲章を授与されていらっしゃる方です。セルビア音楽の魅力を伝える活動に力を入れるWPTA JAPANにとって、この上ない心強いアドバイザーです。 

グリシッチ前セルビア大使、角崎悦子さんとのアンサンブル

ーーお二人ともセルビアとの交流が長く続いているんですね。今後の音楽交流についてお聞かせください

角崎さんは、年内に再びセルビアでの音楽交流をご予定されていると伺っています。私の方は、セルビアとの深いご縁を頂くきっかけとなった、セルビア出身ピアニスト、ランコヴィッチ先生とのピアノ連弾コンサートを12月に予定しています。 

また、私が代表を務めるWPTA JAPAN主催のコンクール、「第4回WPTAピアノアカデミー&オーディション」を11月~12月にかけて開催予定です。セルビアのピアノ曲が課題曲に入っているので、参加者の皆様がセルビアのピアノ曲を演奏してみる良い機会となることを願っています。WPTA JAPAN名誉総裁を務められているコヴァチュ大使のご協力の下、セルビアのピアノ曲の優秀演奏者には、セルビア大使賞、セルビア大使奨励賞などの賞も用意されています。また、それらの入賞者コンサートを在京セルビア大使館で開催する予定なので、入賞者にとって大きな励みになるものと 思います。ピアノ学習者の方は是非、「第4回WPTAピアノアカデミー&オーディション」にエントリーして頂ければと思います。 

ーー最後に、福田さんおすすめのセルビア人作曲家や演奏家を教えてください

親日家としても知られたセルビアを代表する作曲家、アレクサンダー・ヴーイッチ氏(1945‐2017)をご紹介したいと思います。優れた合唱曲を多数作曲し、指揮もされていましたが、ピアノ演奏にも長じていて、セルビアの旋律やリズムを取り入れたピアノ作品が沢山あります。ベオグラードのヴーイッチ氏のご自宅で、作曲者自身の演奏で、ピアノ曲の数々を聴かせて頂いたのは大変良い思い出です。ヴーイッチ氏は、ノヴィ・サド音楽アカデミーで、私のピアノの先生、ランコヴィッチ先生のスコアリーディング等の先生でもあったので、私は孫弟子にあたります。そんなこともあり、各作品の作曲の経緯や思いなどを披露されたうえで「貴方が是非、日本で演奏して下さい」と沢山の自作曲の楽譜を託して下さいました。 

ヴーイッチ氏は、惜しくも2017年にご逝去され、その後2019年に、当時、セルビア大使を務められていたネナド・グリシッチ大使ご臨席の下、私が代表を務めるWPTA JAPAN主催で、ヴーイッチ氏を偲んでのメモリアルコンサートを東京で開催しました。角崎さんのお声がけで、ヴーイッチ氏と生前親交があった音楽家が中心に集まり、彼の音楽作品の数々をソロに室内楽にと演奏しました。ヴーイッチ氏を中心に日本にも広がった音楽の輪に感謝する機会となりました。 

ヴーイッチ氏のピアノ曲については、当初、私が日本で演奏することを想定して楽譜を託されましたが、その後、ヴーイッチ氏夫人より、広く日本のピアニスト達に演奏することにもご賛同頂き、著作権フリーで、WPTA JAPAN主催のピアノオーディション課題曲にもなりました。ヴーイッチ氏のピアノ曲は、セルビアの旋律やリズムを取り入れた独特のテイストがありますが、今や私だけでなく、WPTAピアノオーディション参加の日本のピアニスト達が演奏するピアノレパートリーとなっています。 

ヴーイッチご夫妻
2019年4月開催のヴーイッチさんのメモリアルコンサート

<了>

「セルビアフェア2024」出展情報

日本セルビア協会主催による「セルビアフェア2024」が10月13日(日)、東京の代官山ヒルサイドテラスで開催されます。当日は福田里香さん(ピアノ)と角崎悦子さん(ヴァイオリン)によるセルビア音楽の演奏が2回予定されているほか、「WPTA JAPAN」と「セルビア日本音楽交流推進の会」のブースでは、音楽活動の案内、バルカンのお土産品、セルビア人アーティストによる料理本、日本画の絵葉書、CDなどが販売されます。

セルビア音楽演奏スケジュール(会場3階)

福田里香(ピアノ)、角崎悦子(ヴァイオリン)

1回目 13:40〜14:00 

2回目 16:15〜16:35


【プロフィール/福田 里香】東京生まれ。日本で芸術・教養の2種類の学士号を取得後、英国RCM奨学生としてロンドン中心部にある王立音楽大学大学院演奏学科(ピアノソロ/室内楽)修了、演奏ディプロマ取得。これまでに日英の奨学金を数回授与され、英国、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア等、ヨーロッパ各地で研鑽を重ねる。帰国後、財団法人ヤマハ音楽振興会本部勤務を経て、国際音楽交流事業に参画、「横浜開港150 周年記念ピアノコンクール&音楽祭」、「セルビア音楽祭」等、数多くの音楽イベントを主催。2018 年、世界50か国のピアノ指導者が加盟する国際ピアノ指導者連盟(WPTA)の日本支部を創設し代表に就任。を創設し代表に就任。「WPTAピアノアカデミー&オーディション」「WPTAコンサートシリーズ」等、WPTA JAPAN主催事業を通して、世界に羽ばたく音楽人材の育成に努めている。WPTA JAPAN公式サイトはこちら

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets