【文/古賀亜希子】
諸磯青少年センター(神奈川県三浦市)で開催中のグループ展覧会「HAKOBUNE 放射されるアート」の会場で、ベオグラード在住の詩人、山崎佳代子さんの朗読会が6月25日に行われます。
今回の展覧会を企画した現代美術家の倉重光則さんは、セルビアを代表する画家・故ミラン・トゥーツォヴィッチさんと交流があり、2015年にはベオグラードにある国営放送ギャラリーにて、トゥーツォヴィッチさん企画によるグループ展覧会「2+2」で作品を発表しました。三浦市にある倉重さんのアトリエは、トゥーツォヴィッチさんが亡くなる直前に訪れ、作品を制作した思い出の地でもあります。
お二人の縁を繋いだのが山崎佳代子さんと夫で翻訳家の山崎洋さんで、今回の朗読会では、著書である詩集『黙然(もだ)をりて』から朗読が披露されるほか、セルビアと日本の間で育まれたアーティストの友情や交流のお話も予定されています。
この機会に、ぜひ訪れてみてください。
山崎佳代子朗読会 詩集『黙然をりて』より
日時:6月25日(日)14時から1時間ほど
場所:諸磯青少年センター(三浦市三崎町諸磯1870-1)
入場無料・予約不要
展覧会名:HAKOBUNE放射されるアート
会期:2023年6月3日(土)-7月9日(日)※土日のみ開場
場所:諸磯青少年センター(三浦市三崎町諸磯1870-1)
【文/古賀 亜希子】写真家。成城大学芸術学科を卒業後、東京綜合写真専門学校にて写真を学ぶ。国内外で作品を発表。2009年、ベオグラードでの個展開催をきっかけにセルビアが大好きになり、セルビアと日本の文化交流展覧会を多数企画。イェレナ・イェレミッチ著『イェレナと学ぶセルビア料理』の企画・翻訳に携わるなど、 最近は専らセルビア料理を研究中!公式サイトはこちら