My Serbia(マイセルビア)

セルビアの美・食・住の情報が集まるライフスタイルマガジン

ベオグラード雑記帳/竹内 まゆ

セルビア在住のイラストレーター・竹内まゆさんが、ベオグラードでの暮らしを紹介します。季節ごとに移り変わる日常のひとコマや、人びとの姿を、あたたかな言葉とやさしいタッチのイラストで綴ります。さらに、街角の小さな出来事や社会の動きなど、現地ならではの時事的なニュースも交えながら、リアルなベオグラードの“今”をお届けします。

【第5回】戦争、ワニ、失われた書物

ベオグラードには有名なワニがいる。カレメグダン要塞の中にある動物園の人気者で、オスのアメリカンアリゲーター、名前は「Muja(ムヤ)」という。なぜ有名かといえば、現在飼育下で世界最高齢のアリゲーターだからだ。2018年5月22日にギネス記録に認定された。

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【第4回】切符のいらない鉄道旅

5月下旬のある日、鉄道に乗った。ベオグラード市民の足といえばバス、トロリーバス、トラムが主要なものだが、鉄道という手段も存在する。今回乗車したのは、旅行のための長距離移動を目的としたものでなく、ベオグラードに住む人々が日々の通勤・通学で使うような都心と郊外を結ぶ路線だ。

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【第3回】2.3kmのマラソン

先月、ベオグラードマラソンに参加した。1988年に始まったこのマラソン大会は今年(2025年)で38回目を迎えた。内戦のあった年にも開催されたそうだが、非常事態下にあって日常を取り戻そうという人々の想いもあったのだろう。現在はベオグラード市民に愛されているイベントであるのはもちろんのこと、セルビア国内外から多くのマラソン愛好家たちが参加している。

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【第2回】ファッション観察記録2024-25年冬

ベオグラードに暮らす人々はいったいどんな服を着て毎日を過ごしているのだろうか。働く人々や学校に通う生徒たち、街で見かけた人たちの服装について昨年の12月から今年の3月にかけて観察し、イラストで記録した。すでに4月になってしまったが、冬の観察記録ということでご覧いただきたい。やってくる。

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【第1回】パン屋と人々

ベオグラードで老若男女が訪れる場所といえばパン屋(Pekara)。セルビア人の主食はパンであるが、パンを自宅で手作りするということはほぼない。そのため食事の際に食べるパンを求めて、あるいは朝食や昼食用に食べるものを買いに、働き盛りの人や学生、子連れ世代、高齢者などあらゆる年代の人がやってくる。

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©Mayu Takeuchi

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