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夏の特大スイカ【セルビア、旬のもの図鑑・第1回】

【文/小柳津 千早

セルビアの旬のものを写真で紹介する新連載、その名も「セルビア、旬のもの図鑑」。

第1回目は「スイカ」です。セルビアのスイカはとにかく大きい。買いたくても、持って帰るのが大変だから躊躇します。徒歩ではとても無理です。

値段は安く、1キロおよそ60円で売られています。量り売りに馴染みのない日本人はピンと来ませんが、日本のスーパーで売られている大玉サイズが約500円で売られているイメージです。

スイカは6月下旬頃から店頭に並び始め、7月中旬に最盛期を迎えます。味はしっかりと甘く、日本の高級スイカに負けません。セルビアでは北部のスレム地方で生産されるスイカは品質が良いと言われています。旬の時期は路上で大量に販売する光景が見られ、夏の風物詩です。

大きすぎて冷蔵庫に入れるのが苦労しますが、キンキンに冷やして、果肉のみをぶつ切りにして食べるのがおすすめです。セルビアにお越しの際はぜひお試しください!

スーパーで売られているスイカ。このコンテナから取り出すのが大変なのだ。
1キロ29ディナール。日本円で50円ぐらい。下段のスイカはおよそ10キロ。
路上で売られているスイカ(右の黄色はメロン)。小さいサイズもあるが、味は劣る、ような気がする。
ここまで大量だと生き物のように見える。
「冷えてます」と書かれているが、嘘っぱちだ。
近所の玄関先で売られているスイカ。ここのスイカは最高に甘いのでリピーターになった。黄色はメロン。
安全第一。転がらないようにシートベルトで固定するのがいい。
種の位置を気にすることなく、雑に切って食べよう。

スイカ畑の様子はこちらのYouTunbeでご覧いただけます。


【文/小柳津 千早】大学卒業後、セルビア語を学ぶためベオグラードに留学。そこで日本語学科に通う学生と出会い、無職の身でプロポーズをして見事成功。現地で約350人の前で結婚式を挙げる。帰国後、スポーツメディア関連会社に3年半、在日セルビア共和国大使館のスタッフとして10年間勤務。2021年10月中旬からセルビアに移住。YouTubeチャンネル「セルビア暮らしのオヤ」で現地の自然、文化を配信中。

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