【文/あい❤️】
月日が経つのがこんなにも早いとは!あっという間に2026年も1ヶ月を過ぎてしまった。
前回ビタミンCとDの話を書かせていただき体に必要な栄養素だと推奨していたのだが、その後になんと衝撃的な事実が判明した。
2025年12月のある日、SAISEIクリニックで健康診断の採血をし、結果を見てびっくり!
なんと、ビタミンDが18.9nmol/l まで下がっていたのだ。標準値は75.0〜220.0nmol/l。
7月に測定した時は、25.2nmol/l と低めだったのだが、あまり気にしていなかった。

アクティブな私は、春頃から月2回はハイキングに行き、毎週1回はランニングをし、11月には10kmマラソンにも参加していた。人よりもたくさん太陽を浴びていたはず。
この生活の中でビタミンDが何故ここまで下がっていったのか?
今回はその謎を追求してみた。
まず、ビタミンDとは体内でどんな働きをしているのか?
① 骨と歯を丈夫にする
カルシウムやリンの吸収を助けて、骨や歯を作っている。
② 筋肉の機能を保つ
筋肉やバランス感覚を保つために必要な栄養素。不足すると転びやすくもなる。
③ 免疫機能をサポート
免疫細胞(マクロファージ)の働きを調整して感染を防ぎ重症化にならないようにする。
④ ホルモンの分泌を調整
甲状腺ホルモン(P T H)分泌を抑えるとともに、骨への吸収も抑制する。
不足するとこの機能が弱まり甲状腺機能亢進症に繋がる。
*その他、昨今では免疫細胞に関係するとして多くの研究がされている。
*血中ビタミン25(OH)D濃度
(ng/ml とnmol/lでは値が違う、日本はng/mlで評価されていることが多い。サイトで調べたビタミンDガイドラインの指標から。)
| ng/ml | ng/ml | |
| 重症欠乏 | <10 | <25 |
| 欠乏 | <20 | <50 |
| 不足 | 20―30 | 50―75 |
| 充分 | >30 | >75 |
| 過剰リスク | >100 | >220 |
この指標から見ても私の値18.9は重症欠乏だ。しかしこれと言って何も症状がなく毎日元気に過ごしていた(これは免疫力最強の私だからだと後になって思う笑)
日本では健康診断の採血にビタミンDの項目が無い。今はあるかもしれないが、28年間病院で働いてきて見たことがない。なので、日本にいた時の値と比べることができないのだが確実に下がっている。原因は一体何?
考えられる原因の一つに太陽光がある☀️
セルビアと日本を比べてみると、日照時間は年間を通して同じか、ややセルビアの方が多い。しかし、セルビアは日本より緯度が高いため太陽高度(地平線に対し太陽がどれくらい高く見えるか?)が低く、日光が真上からではなく斜めから当たる。それにより光りのエネルギーが弱くなり紫外線(UVB)が地上まで届かないそうだ。実際セルビアの3月〜10月はD合成オフシーズンと呼ばれており、サプリメントで補給する人が多い。一生懸命ハイキングやマラソンの野外活動をしてもビタミンDが作りにくい環境なのである💦
次に考えられるのは魚🐟
日本の食生活に比べたら魚介類を食べることが極端に減った。肉や野菜、果物が美味しく、ツナ缶や川魚はあるが好んで食べていなかった。刺身や寿司はあるがコスパが高くて手軽に買えない。よくよく考えたらこの2年で魚を食べた回数は10回あるかないか、そんなに少ないの〜である。また、日本では竹輪や海苔の佃煮、春雨ヌードルやカッパえびせんなどの加工食品にも魚介エキスが含まれている事が多い。毎日魚を食べなくてもどこかしらで取れていたはず〜。


また、キノコ🍄🟫 にもビタミンDは含まれるが、日本のキノコと種類が違い、調理法がわからなかったり、椎茸、エノキ、ぶなしめじなどは一部のスーパーでしか見かけない。

SAISEIクリニックの先生の指導のもと、採血後からビタミンDとオメガ3のサプリメントを飲み始めた。人生でサプリメントを口にしたことがないスーパー元気な私でも流石にこの事実には逆らえない。またビタミンDは過剰になり過ぎても体に良くないのだ。標準値は約70〜200と幅広いが、サプリメントを飲み続け過剰摂取になると、体のカルシウムが増えすぎて高カルシウム血症や腎臓障害、腎結石のリスクが上がると言われている。
セルビアで飲み始めたビタミンDは油のような透明な液体でまさにビタミンDそのものって感じ。スプーンに5〜10滴垂らし飲むというよりなめる。味はなし。1滴(500 IU)を5〜10滴(2500 IU)、毎日1回食後に飲む。(日本のサプリはμgで表記されていることが多いので数字は違います。(1μg=40 IU) *容量は体重による個人差があるので医師の確認が必要です)
オメガ3DHAはカプセルで先生お薦めの女性用。妊娠した時に補給するサプリだが、妊娠してなくても女性に必要なビタミンC、B、K、亜鉛、鉄、セレン、Mgなどが含まれている。女性には万能サプリメントと言っても過言ではない優れもの。
しかし、サプリはサプリ。薬ではないが医師の指示のもとで飲むことをお勧めする。自己判断での減増量や、飲み続けると逆に不健康になってしまうと私は思う。

さらに、食生活の改善も始めた。
日本人の友達には必ず”だし”を買ってきてもらい常に味噌汁やすまし汁を飲むようになった。オイルサーディンに種類があることを知りキャベツと和えてサラダにしたり卵と炒めたりしてどんなレシピが美味しいか試してみた。BIOショップ(オーガニックなどの健康食品スーパー)にはギリシャ産の魚の塩漬けやペーストが売っていることを発見した。




卵も必ず毎日食べるようにした。極め付けは、ハンガリーやクロアチアまで足を運びアジアショプで日本食材を調達した。ひじきやわかめ、味噌や梅干しなどセルビアでは手に入らない食材がある。
セルビアに来る前、私は沖縄に20年近く住んでいた。年中強い日差しと、カツオ節の出汁でビタミンDは十分に補充されていたはず。また、海がある国と、ない国とでは、こんなにも食生活が変わるとは思ってもみなかった。この環境の変化がたった2年で体に影響していることに自分でも驚いている。
いつも思う。日本という国は何て豊かな国なんだろうと。海では魚介類が豊富に取れ、山や川に行けば野菜や果物が豊富に取れ、きれいな水が当たり前に飲め、数えきれない食材と味を毎日選んで食べれる、こんな豊かな生活は日本でしか出来ない。海外で生活するとそれを実感する事が多い。
3ヶ月後の3月に再検査する予定だが、果たしてビタミンDはどこまで上がっているのだろうか? 次回を楽しみに! Ćao(またね)❤️
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【文/あい❤️】静岡県富士市看護専門学校卒業、正看護師免許、東京都榊原記念病院、中野総合病院、沖縄県徳洲会新都心クリニックにて、循環器科、小児科、総合内科、救急科、透析科等27年の勤務経歴。2人の子供がモンテネグロにサッカー留学したのをきっかけにセルビアに移住。看護師の視点から見るセルビアをSNSで発信している。また、ベオグラードにあるSAISEIクリニックで働きながら足湯をフットケアサービスとして展開中。


