My Serbia(マイセルビア)

セルビアの美・食・住の情報が集まるライフスタイルマガジン

ゆるセルビア 6 – ゆるさに慣れてきた自分との闘い

【文/yumen(ゆめん)

ニッチなファンの皆様、お久しぶりです!
セルビア生活も3年が過ぎ、もはやゆるい景色をみても何も感じなくなってきておりますが…感性を呼び起こしながら書いていきます。
相変わらず雑多な写真の連続ですが、日本にはない面白さを感じてもらえたら嬉しいです。


こちらはノヴィ・サドの競技場、カラジョルジェ・スタジアム(Karađorđe Stadium)6番ゲート。
なんともレトロな空気の漂う、1924年オープンの歴史深いスポット。





許可を頂き、一瞬だけ中を見せていただきました。
そんなに大きく見えないのに15,000近い席があります。





尋ねた時は冬で、雪が残っています。
地元サッカーチーム・FKボイボディナのホームグラウンドとして有名で、大きな試合があると周辺にフーリガンが現れるらしい。





こちらは洋服生地メーター売りのお店、メトラジャ
お察しの通り、「メーター= metar」が由来です。
日本ではこういう懐かしいテイストのお店ってなかなか見ませんが、セルビアはまだまだ個人店やローカルチェーンが沢山あって、街を歩くのが楽しい。





消防法ガン無視、天井までギッチギチの生地たち。
(日本とはルールが違うので多分OKなんだと思う…)





私は日本で1、2を争う不器用勢なので参加できませんが、手芸が好きな方は楽しいはず。





こちらはセルビア名物・ベッコベコ道路
雨が降ると水が溜まっていつでもスプラッシュマウンテンを楽しめます。





とあるビルにかわいい家主が…





かわいい!!かわいすぎる!!





何気に好きなのが、根強く残る「貼り紙文化」
イベントや求人、教会ミサの告知、スポーツ教室の案内など自由に貼る事ができます。
電話番号をちぎるとか、昔のバンドメンバー募集を思い出して懐かしくなってしまう。





とある美術館には、こんなWifiパスワードが貼ってありました。
いろんなものから守る気ゼロで好きです。





夜中にオーガニックスーパーの前を通ったら巨大かぼちゃが這い出しててビビった時の写真。





ベオグラードの中国市場 BLOK70
直前に火事があり、3棟のうち1つが半壊(いや…全壊?)
残ったスペースで商売を続けるビジネス魂は凄いけど、そこにいて安全なのかちょっと心配。





中国食材のお店で味の素を探したけど見つからなくて、店員さんにGoogle画像を見せたら無言で渡された袋。
白い粉…500ディナール
…恐る恐る味見すると、ちゃんとグルタミン酸ナトリウムでした。
いまのところ捕まってません。





中国デパートと言えば…先日オンライン中国ストアで食材を買ったんですよ!
(セルビアに日本スーパーはありません )





段ボールの中で飛び出した白ごまがシャッカシャカ!!
写真と共に連絡したらすぐに代替品を送ってくれたんですが…





それも飛び出しててシャッカシャカでした!!!!
もう…
一周まわって好き!!!
(再送品は半分くらい救出できたのでそのまま使ってます。)





落書きの前に繋がれる犬。





レストランの呼び込み。
たまにこういう人形?を見かけるんだけど、大事にされてる感がなくてちょっとせつない。
(もしかしたら大事に30年使っているのかもしれない。でも塗装…剥がれまくってる…)





ニューベオグラードエリアは、ユーゴスラビア時代の社会主義建築が沢山見られて楽しい。
(右下に手が入っちゃった笑…)





モダンなビルよりもユーゴ時代の建物の方が作りがしっかりしてる、という人が多いです。
日本も、バブル時代の建物の方が作りがいいって言いますもんね。





こちらは、近所のガソリンスタンドに住んでる野良犬。
めちゃめちゃ人懐っこくてかわいい。





同じガソリンスタンドのお友達。
どちらも店員さんに世話してもらってて、地域住民から愛されてます。





最後の写真は、とある日の我が家の昼食から。(セルビア名物・チェバピ)。
見ての通り、ガッツリ肉!!そしてじゃがいも!!
もともと小食+肉はたくさん食べられない体質なんですが、セルビア人と同居していると必然的にこうなるのです。
週に2回くらいは白米+おかずにしたり、チャーハンや焼きそば的なアジア料理を作ってバランスとってます。
いまのところ日本に帰りたいと思ったことはないけれど、日本食だけちょっと恋しい…。





というわけで、おなじみノヴィ・サド自由広場の写真でお別れしましょう。
あっ!
「こういうの見たい」的なリクエストがあったらください!
毎日ゆるさを摂取しすぎて、多少のゆるさでは刺激が足りなくなってきました。
もっと強い刺激を求めて…なんちゃって。

読んでくださってありがとうございました!!!
ではまた!


【文/yumen(ゆめん)】セルビア在住アラフォー。ヨーロッパに住む夢が捨てきれず、2022年7月に仕事をやめてスーツケース1つで日本脱出。現在はオンライン英会話講師や翻訳業をしながらギリギリサバイブしています。20代は売れないバンドマンでした。

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