ARTウロシュ・プレディチとヴォイヴォディナのセルビア美術【ベオグラードアート通信・第5回】【文/山崎 佳夏子】 EUの欧州文化都市事業でノヴィサド市が2022年の都市に選ばれたことで日本とセルビアの間でも美術や文化の交流が行われたことは記憶に新しい。ベオグラードから約100キロのところにあるノヴィサドはヴォイヴォディナ自治州の州...327
ARTセルビア修道院めぐり(5) ミレシェヴァ修道院(Manastir Mileševa)【文/嶋田 紗千】 長らくお休みしていた「セルビア修道院めぐり」(2021年3月から7月My Serbia連載)ですが、ぼちぼち再開します。今回はセルビア三大修道院の一つミレシェヴァ修道院についてです。すでにストゥデニツァ修道院とソポチャニ...36
ARTセルビア人アーティストの作品がSteps Galleryで展示【文/古賀 亜希子】 東京・銀座のSteps Galleryで開催中のコレクション展で、セルビア人アーティスト、スネジャナ・ペトロヴィッチさんの作品が展示されています。 スネジャナさんは、2018年に多摩美術大学にて開催された「東京国際ミニ...216
ART, …ユリヤさんのパフォーマンス・アート【文/古賀 亜希子】 セルビアから、日本で作品を紹介したいと連絡がくることは、嬉しいものです。 今回My Serbiaに連絡をくださったのは、様々な要素を取り込みながら一つの芸術を完成させるアーティスト、ユリヤ・カステルッチ(Julija ...26
ART現代美術の行方〜ベオグラード現代美術館のムルジャン・バイッチ展を見て〜【ベオグラードアート通信・第4回】【文/山崎 佳夏子】 ベオグラードを訪れた人でもベオグラード現代美術館へ行ったことがある人は少ないだろう。まず2007年から2017年までの十年間は改装のため閉館していたので、戦争が落ち着いて日本からセルビアを訪れる人が増えた時期に開いてい...123
ART日本の技術がセルビアの山奥で ―コンチュル修道院(Manastir Končul)【文/嶋田 紗千】 セルビアの修道院で日本製品と出会うとは想像したこともありませんでした。偶然連れて行ってもらった修道院で日本製品を愛する一人の修道女さんと知り合いました。 修道院の見えない壁 修道院はなかなかハードルが高いところで、ただ教...19
ARTとびっきりの子どもの世界を描く画家ミレナJNK【ベオグラードアート通信・第3回】【文/山崎 佳夏子】 ベオグラードの中心地から坂を下ったところにあるドルチョル地区は、トラムの通るツァーラ・ドゥシャナ通りを境にアッパーエリアとロウアーエリアに分かれる。ドナウ川沿いに近いロウアーエリアは、少し前までは生活感のある住宅地に時...1128
ARTセルビア滞在記2022―壁画修復プロジェクト③ ワークショップ編【文/嶋田 紗千】 「セルビア滞在記2022」(視察編と講演編)の最終回は「ワークショップ編」です。 修道院で折り紙 セルビア中世美術を研究していると、どうしても山奥の修道院へフィールドワークで行かねばなりません。思いがけず、地元の人々に助...1121
ARTセルビア滞在記2022―壁画修復プロジェクト② 講演編【文/嶋田 紗千】 先週の「視察編」に引き続き、「セルビア滞在記2022」をお届けいたします。今回は「講演編」です。 正しく理解してもらうために セルビア人記者は自由な発想の下、記事を書くため、こちらの意図をあまり読み取ってくれません。時に...1114
ARTセルビア滞在記2022―壁画修復プロジェクト① 視察編【文/嶋田 紗千】 2021年のジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院に引き続き、日本の民間団体の寄付を得て、ヴェリキ・クルチミル村(セルビア東部ガジン・ハン)にある聖堂の壁画修復プロジェクトを今年も行っています。詳しくはこちらをご覧ください。...117
ART歴史と今が交差する。セクリッチ夫妻のイコンコレクション【ベオグラードアート通信・第2回】【文/山崎 佳夏子】 二〇二二年七月頭。日本でも今年は六月中にもかかわらず連日酷暑だというニュースが流れていたそうだが、ベオグラードも同じで連日最高気温34℃…。セルビアの学校は六月中旬に夏休みに入り、街や団地からは徐々に人が減り、多くの人...815
ARTヴェリキ・クルチミル昇天聖堂の壁画修復プロジェクト2022【文/嶋田 紗千】 セルビアの南東部にある山「スヴァ・プラニナ」(乾いた山の意)は尾根が45キロ、幅が15キロもあり、名称の通りほとんど樹木がない、乾いたような山です。その麓にある小さな小さな村の小さな聖堂。それがヴェリキ・クルチミル昇天聖...81